びぼうろく

用の美

用の美という。考え方は素晴らしいと思うし、基本的に共感する。でも、用の美だけじゃだめだと思う。用の美は用を超えない。暮らしに根付くものは、絶対的に機能性が高くなくてはいけないと思うから、理性に留まる。理性を超えたところに美術がある。

tumblr 2

使ってみているけど、まったく分からないのが著作権の範囲。画像引用がどこまで良いのか、自信がもてなくてバンバン投稿できない。 新聞社は、関係社の協会で著作権の規定を厳密に定めている。すべての記事と画像にリンクをはるだけでも許諾が必要という注意…

夕陽

日没の1時間くらい前、西日を受けて山の稜線が際立つ。なんて美しいのやろうと思う。

tumblr

tumblrを使ってみる。webデザインの流行は、どんどん変化してるんやなぁと実感。あと、ネット人格の距離感とか、発信する力の意味とか考えてしまう。面白いな。

昭和史

昭和をちゃんと勉強したいと思いながら、ずっとほったらかし。キーになるのは 歌謡曲(民謡と演歌含む)、テレビ番組の変遷、家電、デザイン(民芸含む)、都市計画と建築、ファッション、百貨店と流通(特に西武百貨店とイオン)、小説と絵本(創作物語は戦…

食べる人

おいしそうにものを食べる人が好き。筆頭は小泉武夫先生。おいしそうというより、もう食べることそのものへの執着がすさまじい。生命力を感じて、清々しい。どころか、食べている姿は、なんだか生命そのものへの尊敬も感じる。

教育のこと2

教育といえば、神社のお参りに参加させていただいた時に、小学校の教育はすごいもんやと思った。お参りをしながら、なんとなく学校の始業式を思い出す。式次第とか、起立、礼とか、学校教育の原点は神社の作法にあるってことやろうか。神職が祓の言葉をあげ…

教育のこと

人を育てるのは難しいことや、と父の口癖。教育は必要、でも本人のやる気や、周りの友達や家族の気持ち、タイミングと本人の趣味嗜好や師との相性や、いろんなものとの兼ね合いで結果が出る。こわいことに、結果が出るまでには何年もかかる。そりゃ難しいも…

「人をつなぐ」流行

「人をつなぐ」という。コミュニティとか、つなぐとか、絆とか、そういうのが一種の流行になっている。違う世界の人をつなぎたい、と優秀そうな人が言う。キラキラした表情をあちこちで見る。正直なところ、少しその空気になじめない。優秀な人がもっている…

共同体の意思

中上健次の『紀州』を読んでいて、共同体の意思という言葉にはっとする。意思がある共同体ってすごいものやと思う。コミューンという表現も出てきた。

働くことを考える

3.11以降の働き方を考える、という言葉に違和感をもつ。震災の前から、未来の働き方をしてきた人たちがいる。『いま、地方で生きるということ』を読んでいると、以前から見知った人、注目していた人が登場している。彼らの仕事観は、以前からずっと独自の世…

男の人のセンチメンタル

男の人がセンチメンタルに浸っているところが好き。初恋の女性。母への思慕。やなせたかしさんは、そういうセンチメンタルを詩にうたわれる。かなしくてきれい。

淀川の花火

淀川の花火を見る。あぁ、いいなー。

町のかたち、土地の記憶

仕事で芦屋へ。阪神からJRまで歩いてみて、町の雰囲気が気に入る。川と山に形づくられた町のかたちが良い。そういえばミシマ社城陽のある久津川の東側も良い感じやった。土地の記憶に敏感でありたい。

刺激をうける

一年ぶりに時間に余裕ができた。ぐるぐるいろんなものを見ていたら、気になるもの、会いたい人がたくさん見つかった。同世代やちょっと上のお兄さん世代には、素敵な人がいっぱいいるんやなぁ。それぞれのお考えが、文章と画像でくっきり伝わってくる。その…

お坊さんのこと

お坊さんは公職なのだと思う。言葉、行動すべてが人に見られている。葬式仏教とか、戒名で稼いでナントカと悪くいうけど、そんなの、ある一定の年齢層の人たちが作り上げたイメージにすぎない。同世代のお坊さんたちが、生きることに正直に向かっている姿を…

組織のこと

役所関係の人が言う「トップダウン」に違和感を感じる。もちろん、企業なら、組織としてトップの決めたことを実現する動きは必要。トップは、トラブル解決とか、負の出来事を引き受ける責任を持った上で決断をする。決断するために、日々情報や人脈やカンや…

小さい時の思い出

いろんなことを思い出す。小さい時の失敗の数々。そのほとんどは小学校の体育の時間のこと。跳び箱を飛べずに、一番上の箱にドシンと腰が落ちた瞬間とか、逆上がりができなかったこととか、もっと小さい時、エスカレーターの足元がふわーっと動くのが恐怖で…

感覚が開く

感覚が開いている/閉じているという。感覚が開いている方が良い、というのが一般的な見方らしい。そんなこと言われてもねー、と思う。東京では、感覚を無防備に開きっぱなしでいたら生きていけない。田舎者の私が上京して、最初の数年間に一番努力したのは…

性格、性質のこと

自信って何やろう。図々しいとか、厚かましいという言葉と裏腹。日本人はそういう態度が好きではない。

藍色の着物

年配女性が、藍色の着物を来て歩いてはった。透けるような模様の入った白い帯、淡い水色の帯締め。とてもきれいな歩き姿やった。日本人の肌の色には、藍色が一番似合うと聞いたことがある。確かに、似合う。さらに、着物の直線と、年配の女性の体の線が似合…

26歳の能力

26歳の友人たちの様子を見ていて、驚くこと。それは大量の情報の中から自分の好みを選べること。「You Tubeでなんとなく見てて」お気に入りのアーティストを探せるなんて、はっきり言って素晴らしい能力やと思う。

詩について考える3

江國香織さんの文章が詩情にあふれていることに、今さらいちいち感動する。 『落下する夕方』の中の「清潔は孤独。」という一文。小説なので、清潔をさすのがベッドのシーツであり、彼がいなくなったことを主人公が寝床で実感する文脈を読み進めなければ意味…

買い物

買い物をしていて、店員さんと心が通じ合う気がする瞬間がある。そんなのたぶんこちらの勝手な思い込みやけど、商品についてひとこと深い会話をすると、客として大事にされている気がしてとても嬉しい。最近心に残った買い物は、鈴屋の甘納豆、芳翠園のお茶…

人はこわいもので

人は、自分ができていないこと、コンプレックスを持っていることを何度も口にする。それなのに、聞いている方は、その人はそれができているから言っていると思ってしまう。

シンプルイズビューティフル

つとめ先の店でひいきにしてる和菓子屋が2軒ある。1つは老舗。1つは流行最先端のデザイン会社がチャレンジでやっている店。どちらも小さなおまんじゅうを売っていて、それぞれ良さがあるけれど、私は最近老舗のまんじゅうが断然いいと思うようになった。…

プロフェッショナルへの敬意

あらゆる分野のプロフェッショナルに対して、適切なタイミングで的確な言葉で敬意を表せる人になりたい。それが少しでもずれていたら、プロは何よりもかなしいだろうと思う。それに、私への不信感と、もしかすると軽蔑をうける。最近ずっとそういうことを考…

刺激多い東京

自分の手帳を見て笑ってしまった。なんと刺激の多い毎日。そんなことはまったく望んでいないけれども、よくもまぁこれだけいろいろ楽しくてジャンルの違う予定を入れたもんやなぁ。っていう9月が終わった。今年は残り三ヶ月。

仕事って何か

私の好きな喫茶店と自転車屋さんに続けて行く用事があった。帰り道、仕事ってなんやろうとふと考える。喫茶店と自転車屋さんはどちらも東京の静かな場所でご夫婦でやっている店。真面目さが伝わってくるとても居心地の良い店。店では、何年も何年も二人でや…

アジアのパワー

アジアの屋台料理なんて、別にそんなにおいしいわけではない。味のことだけ言えば、日本で食べる、アジア屋台風の居酒屋メニューの方がよっぽどおいしいと思う。でも、味の問題じゃない。アジアの街中で、あのお行儀の悪い座り方で長々とおしゃべりしながら…