2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧
いろんなことを思い出す。小さい時の失敗の数々。そのほとんどは小学校の体育の時間のこと。跳び箱を飛べずに、一番上の箱にドシンと腰が落ちた瞬間とか、逆上がりができなかったこととか、もっと小さい時、エスカレーターの足元がふわーっと動くのが恐怖で…
日本人の差別感覚を見事に言い表していてびっくりした。日本の国のなりたち、都市と地方、階級意識、いろんなものを的確に書き表し、文章は島国根性に集約されていく。端的に言い表した文章を読んで、人間ってかなしいものやなと思った。社会は差別を含めて…
北区飛鳥山博物館にて。たくさん仕事をした人のことを考える時は、いつ誰と会っていたか、それに尽きる。と、師匠の言葉に納得。三島由紀夫、川端康成、いろんな人の影響を目の当たりにして、時代感覚が分かってくる。師匠とお散歩しながら里見八犬伝の話を…
感覚が開いている/閉じているという。感覚が開いている方が良い、というのが一般的な見方らしい。そんなこと言われてもねー、と思う。東京では、感覚を無防備に開きっぱなしでいたら生きていけない。田舎者の私が上京して、最初の数年間に一番努力したのは…
文章、小説、絵、彫刻、音楽、映像、建築、自然、科学、人、あらゆるところに美しさがあって、私はいつでも美しいものに救われている。美しさは人それぞれの感覚なので、何を美しいと考えるのか、それは私の好みによるけど。美しいものを生み出す人を心から…
現代アートコレクターの高橋龍太郎先生は、以前にトークイベントで、名作は陽性のものだという内容のことを言っておられた。どんなに狂気を孕んだものでも、病的なものは、時代を超えて愛されることはない。
自信って何やろう。図々しいとか、厚かましいという言葉と裏腹。日本人はそういう態度が好きではない。
年配女性が、藍色の着物を来て歩いてはった。透けるような模様の入った白い帯、淡い水色の帯締め。とてもきれいな歩き姿やった。日本人の肌の色には、藍色が一番似合うと聞いたことがある。確かに、似合う。さらに、着物の直線と、年配の女性の体の線が似合…