2012-01-01から1年間の記事一覧

現代アートが好き

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現代アートが好き。少しおぞましい部分も含めて、エネルギーのある作品が好き。絵や写真、彫刻、空間全体の前に立った時に圧倒されるなにものかが好き。現代アートと美術の違いをよく質問されるけど、そんなことは私には分からない。美術の価値、文化の価値…

男はつらいよ 寅次郎物語

男はつらいよ第39作、寅次郎物語。紀伊半島が舞台。金峯山寺のシーンで、若き日の田中利典総長が出ているというので見る。寅さん初見、めっちゃいい映画やった。映る吉野川や仁王門を見て嬉しくなる。最初のシーンにいきなり涙。どこから、なぜ、誰のつなが…

お坊さんのこと

お坊さんは公職なのだと思う。言葉、行動すべてが人に見られている。葬式仏教とか、戒名で稼いでナントカと悪くいうけど、そんなの、ある一定の年齢層の人たちが作り上げたイメージにすぎない。同世代のお坊さんたちが、生きることに正直に向かっている姿を…

組織のこと

役所関係の人が言う「トップダウン」に違和感を感じる。もちろん、企業なら、組織としてトップの決めたことを実現する動きは必要。トップは、トラブル解決とか、負の出来事を引き受ける責任を持った上で決断をする。決断するために、日々情報や人脈やカンや…

奈良の色

奈良と東京の大きな違いは、色。東京で好んで着ていた服が、ことごとく似合わない。毒々しいきつさがあるように感じてしまう。同じ国とは思えないくらい、何か空気の色が違うみたい。奈良は万葉の色のまま、文化がとどまっている。

小さい時の思い出

いろんなことを思い出す。小さい時の失敗の数々。そのほとんどは小学校の体育の時間のこと。跳び箱を飛べずに、一番上の箱にドシンと腰が落ちた瞬間とか、逆上がりができなかったこととか、もっと小さい時、エスカレーターの足元がふわーっと動くのが恐怖で…

果てしなく美しい日本 (講談社学術文庫) ドナルド・キーン著

日本人の差別感覚を見事に言い表していてびっくりした。日本の国のなりたち、都市と地方、階級意識、いろんなものを的確に書き表し、文章は島国根性に集約されていく。端的に言い表した文章を読んで、人間ってかなしいものやなと思った。社会は差別を含めて…

ドナルド・キーン展

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北区飛鳥山博物館にて。たくさん仕事をした人のことを考える時は、いつ誰と会っていたか、それに尽きる。と、師匠の言葉に納得。三島由紀夫、川端康成、いろんな人の影響を目の当たりにして、時代感覚が分かってくる。師匠とお散歩しながら里見八犬伝の話を…

感覚が開く

感覚が開いている/閉じているという。感覚が開いている方が良い、というのが一般的な見方らしい。そんなこと言われてもねー、と思う。東京では、感覚を無防備に開きっぱなしでいたら生きていけない。田舎者の私が上京して、最初の数年間に一番努力したのは…

美しさを考える1

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文章、小説、絵、彫刻、音楽、映像、建築、自然、科学、人、あらゆるところに美しさがあって、私はいつでも美しいものに救われている。美しさは人それぞれの感覚なので、何を美しいと考えるのか、それは私の好みによるけど。美しいものを生み出す人を心から…

名作は陽性

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現代アートコレクターの高橋龍太郎先生は、以前にトークイベントで、名作は陽性のものだという内容のことを言っておられた。どんなに狂気を孕んだものでも、病的なものは、時代を超えて愛されることはない。

性格、性質のこと

自信って何やろう。図々しいとか、厚かましいという言葉と裏腹。日本人はそういう態度が好きではない。

藍色の着物

年配女性が、藍色の着物を来て歩いてはった。透けるような模様の入った白い帯、淡い水色の帯締め。とてもきれいな歩き姿やった。日本人の肌の色には、藍色が一番似合うと聞いたことがある。確かに、似合う。さらに、着物の直線と、年配の女性の体の線が似合…

26歳の能力

26歳の友人たちの様子を見ていて、驚くこと。それは大量の情報の中から自分の好みを選べること。「You Tubeでなんとなく見てて」お気に入りのアーティストを探せるなんて、はっきり言って素晴らしい能力やと思う。