荒木経惟「センチメンタルな空」

ラットホールへ。空の写真のスライドショーを前に、動けなくなる。生きて、撮り続けて、空や人を見続けている荒木さんの写真たち。空の写真にうつっているのは龍なのか、女神なのか、単なる空なのか、思い出なのか、見ているこちらが一気にどこかの世界に連れていかれる。無音の空間の中で、自分に向き合わされる感じがして、ほんとうにセンチメンタル。

簡単に表せない大きな気持ちでいっぱいになる。Iさんから伝えられなかったら、荒木さんの世界にここまで触れることはなかったかもしれない。だからIさんは、本当にありがたい人。