関西の強さ、方言のこと

方言はいいなと思う。最近、関西のAMラジオで「ややこしい」の使い方についてリスナーの声を募集していた。そうそう、私も関西人なので「ややこしい」はなじみのある言葉。

変なことを言っている、理解できない、難しいことを言っている、考えるのが面倒、ま、とりあえず聞いとくけどよぅ分からんな〜という時にまとめて使う感じかな?うちでは父がよく「ややこしいやっちゃなぁ」と言ってた。

ラジオの各家庭の使い方を聞いていると、家族の生活のにおいが伝わってそれぞれ面白い。ちょっとずつ違うけど、でも全部なんとなく分かる。いろんなニュアンスを含められるのが方言なんやなぁとつくづく思う。

そういえばこのラジオ番組は関西ローカルのAMラジオ。私は生まれた時から聞いていた。パーソナリティの道上洋三さんは、リスナーにとって身近な存在やった。地震の直後、関西からは遠くて想像がおいつかない「東北地方各県の産業、面積、人口、人の暮らしを知ってみよう」という切り口で各県のことを紹介してた。他人のことを思い合って、はっきりしない言葉で全部ひっくるめて、ぽわっと許し合う、関西は強いなぁと思った。