ぼくらはガリレオ―落下の法則の探究(岩波科学の本)(板倉聖宣 著)

しばらく理系理系と騒いでるうちに、小学生の時に読んでいた本のことを思い出した。この本、今読んでも自然科学への親しみがわき起こるし、大事なことを分かりやすい言葉で書いてあるし、やっぱ面白いと思った。と言いつつ、途中の実験の部分とか理論をとばして物語の部分だけ読んじゃうのが、中途半端理系な私を作り出したのやとも分かったけど。


少年少女科学全集というのも読んでみようと思う。昔はこういう科学の本がたくさんあったんやなぁとちょっと羨ましい。科学が明るい未来を作ることを誰も疑ってなかったんやろうな。みんな科学が好きやった。今はやっぱり、みんな自然科学に憧れも尊敬もないんやろうと思う。理系はコミュニケーション能力が低いとか、政治能力がないとか、そういう違う次元で不当に軽んじられちゃう。ノーベル賞のニュースでの報道のされ方を見てても、人となりとか英語がどーとか、そういうことにスポットを浴びてて、あんまり科学への興味が盛り上がるような感じがしーへんよなぁ。