三沢厚彦「ANIMALS」展

急遽誘ったOさんと。動物園に行ったみたいで単純に楽しかった。いや違うかな、動物園というには人間くさい彫刻たち。白クマなんて、赤ちゃんがバランスを保ちながらヨロヨロ立ってポーズしてるみたいやったもんな、ちょっと抱きつきたくなる。


デパート内の美術館だからか、家族連れがとっても多くて和やかやった。展示室の角を曲がると急に大きなライオンの作品があったりして、子どもがそれを見て「ぎゃー」と泣いてた。めっちゃ泣いてた。可愛い。そういう美術館って新鮮な感じがして、なんか面白い。

三沢さんの作品の動物たちは、一生懸命見ても視線が合わない。可愛いのかどうか、そういう感覚を超えてる。躍動感があるのかないのかもよく分からないパワーが好き。プロレスみたいなポーズの白クマなんてあまりにもアホらしくて、あんな姿を彫れるのはいい意味で男の人やからやろうなと思う。白クマの小屋は、奈良さん+grafのもの。いいお仲間が、いい作品のためにみんなで徹底的に遊んでる、そういう凝縮した面白さに立ち会えた幸せを感じる一日。


Oさんとのおしゃべりは時間が足りない。女友達とのダラッとした時間は、他の何にも変えられないありがたい時間っす。