塩沢 つづき

9日の朝は6時起きして、近くの山にお地蔵さんを取りに行った。



お祭りで祀るお地蔵さんは普段は近くの山にいて、毎年お祭り係が朝から取りに行くらしい。祭りが終わったら、もちろんまた元に戻す。


栃窪の「九日祭」は、江戸時代の領地争いが由来らしい。領地を守るために3人のお侍さん(?)が戦って、残念ながら亡くなってしまった。村の人らは弔いたいけど、表立ってお墓を作ることはできひん。というので、神社の中に3つの石(家の形のもの)を並べて石碑代わりにしたらしい。9月9日にはその3つの石の前にお地蔵さんを祀り、一見、お地蔵さんにおまいりしているようにして、実はその後ろの石にお参りする。なんかしみじみする由来やなぁ。



石の前にお地蔵さんを祀るのに、男衆が「なんか斜めになってるんちゃうか?(という意味の新潟弁)」とか「この板を使ったらええ」とか、わいわい手作りであっという間に形ができて、見ててワクワクした。


夜の盆踊りもめっちゃ楽しい。十津川のとかに比べたら超超シンプルやし「みんなこの踊りしか知らんのや。ホンマはもっといろんな歌も踊りもあるんやけど(という意味の新潟弁)」とかってことで、同じやつをヘビーローテーションやったけど、それがまた良かった。


太鼓は音が高くてリズミカル。おばあさんの踊りは手の動きがめっちゃきれい。日本の伝統的なお祭り、やっぱり大好き。