人を殺す

吉田修一の『悪人』の主人公のことがどうしても分からない。主人公を好きになる女性の気持ちは分かるけれども、人を殺してしまうこと、殺してしまった自分を受け入れていることって分からない。

連想して市橋容疑者のことを考える。男女とも性的対象となる人。「世の中には悪を担わなくちゃいけない人もいる。人間はそういうもの」というやなせたかしさんの言葉を思い出す。