三瀬夏之介 冬の夏展

佐藤美術館にて。「No Borderー「日本画」から/「日本画」へ」以来のファン。以前見た時に、壁全体から、うわーっと何かが迫ってくる感じがした。今回もお部屋全体に広がる三瀬ワールド。5年がかりで描き続けている絵だそうで、本当に壁一面に世界が広がってた。金色の華やかさと、心の何かがざわつくような不安な茶色。近づいてみたら、地面は割れるんやなぁとか、山は高いなぁとか、人間には規定できない自然のすさまじさを感じる。なんと公開制作の日で、作家さんご自身が作品制作の裏側を語ってくださった。やっぱり人間が自分で決め込むことができない世界の大きさに向かってる方なんやなとちょっと感動。