HERMANN NITSCH ヘルマン・ニッチ

山本現代にて。周りの人の間でやたらと話題になってて、みんなドキドキした顔をしながら「あそこまで徹底されたら、むしろ焼き肉でも食べたくなりますね」と話してた。とにかくすごいんやろうと思って行ってみたら、やっぱりすごかった。でも私は苦手。。。血を見ると生理的にぞっとします。ぎょっとするし、あまり正視できないし、心臓をわしづかみにされるような圧倒感があるという意味では、すごい作品なんやろうと思う。話題になるのも分かる。うぅー


でも意外と不快感はなかった。人が本来見なくて良いものを見せつけて心を揺さぶるのは、表現者として賛成できない、と山本文緒さんのエッセイの中に出てきたんやっけ。そういう、見なくて良いものを無理矢理見せつけて上から目線で笑ってるような感じは受けなかった。あれはあれで美しいんやろうと思う。よく分かりません。