クローズアップ現代 貧困ビジネス

低所得者をターゲットにしたビジネスの実態。…というようなきれいな言葉で語れるものじゃなく、ちょっと社会としてシャレにならない話題やった。


マンガ喫茶を住所にした住民票発行、ゼロゼロ物件を賃貸住宅ではなく鍵の貸し出しとして契約する仕組みなんかは、これまで想像したこともなかったので、びっくりしてしばらく頭がついていかない。


行政はどう関わるか、という話があった。そりゃ困っている人を助ける仕組みがあってほしいと思う。人ごとじゃないし。

でも、貧困を救うって、言ってみれば一番の弱者を救うわけで、そこにつけこむ人が大勢いるやろうなということを思わず気にしてしまった。現実には“権利”を振りかざしたモンスターと、法律の目をかいくぐるヤクザまがいにパワーを吸い取られちゃうんやんね。


それは最初に考えるべきではない話やろうけど、働く現場の話を聞いてるとそういう話が多すぎてつい…。


日本で幸せに生きるために(幸せな日々を感じるためにかな?)何をどうすればいいか、なんて考えることをやめたくなる。


誰が悪くて何が敵なのか、そういう価値観はまったく意味がなくて、みんな自分との戦いに疲れてる感じ。生き延びるのは大変やわ、と最近よく思う。