ブロガーツアー3海士の食

海士はホンマ食材豊かな場所。食事のたびに感激した。


最初にびっくりしたんは隠岐牛。いやもう、炭火バーベキューのメインとして堂々と登場した赤味の肉、臭みがなくて柔らかくて、どんだけ食べても胸やけしーひんくておいしかった。育て方もさばき方も、保存の仕方もいいんやろうな。


東京やと100g3000円以上とかで競り落とされるらしく、普段は島の人の口にももちろん入らんみたい。私の財布やったら一生食べることはできひんかもと厳かな気持ちになりつつ、パクパクいただいた。


それからサザエ!おいしい!身が乾いてカピカピになったりしてなくてジューシー。焼き汁味わって、お酒飲んで、ほんのり苦く大人の味。たまりまへん!


シーカヤックでペアになった地元の兄ちゃんと話してたら、島のサザエ料理で一番メジャーなのはサザエカレーらしい。カレーって!?私にしてみたら、サザエは超高級品なので、カレーみたいな庶民料理に使う気がしれん。どんだけ惜しげなく食べるねんとビックリした。


でも、海士ではサザエは身近な食材で、みんなわざわざ買わへんらしい。「採るかもらうか、買っても一個何十円」で、カレーに入れるのも手軽な肉代わりの感覚。特に小さいやつは売れへんので、日常の食材なんやそう。


そういえば、新潟の塩沢では、どこの家でもミョウガを植えてて、ミョウガを惜しげもなく煮物にしたりしてた。東京のスーパーやとミョウガって結構高いし3つ入りとかで売ってるので煮物なんて考えられへんけど、まぁ地域によって豊富に採れる食材は違うんやな。


サザエは他にも、こじょうゆ味噌という島の調味料で和えて食べることも多い。このこじょうゆ味噌がまた、島外の人間とっては目新しくておいしい。続きはまた明日書こ。