東京と関西

地震で、また東京と関西の違いを考えてしまった。

思い出すのは、年末にミナミで感じた徹底的に現実的な感じ。自分が気持ち良くないとしょーもないやーん!!という徹底した姿勢。おいしいん?得なん?一番いい?私、可愛いやんね、以上!みたいな本能的なノリ。私の東京の日常とあまりにも空気感が違ってくらくらした。

東京では、知ってて当たり前、とか、人前で欲を露にするのははしたない、とか、デザインとかスタイリッシュとか、とにかく効率が良くないと生きていけないみたい。それが自然になって気にならなかったけれど、ミナミをぶらぶら歩いていると違いをまざまざ感じる。自分は日頃、なんといろんな本能を抑えて生きてるんやろうと思う。

とはいっても、よその目を気にしてかっこつけるのは生まれ育った奈良の文化にも通ずるところがあり。東京の文化は自分の性格に合っているとも思う。

でも、たった数年前まで東京のいろんなものが嫌いやった。一生懸命「東京東京って、東京の価値だけで日本を語んなよ」と思っていたし、自分はあくまでも地方の目線と価値観を語ることができると思ってた。でも、もう地方の暮らしが肌感覚で分からなくなったみたい。それは怖くて悲しいことでもある。