闇の子供たち (幻冬舎文庫)

うげぇ、おぞましい。目をそむけるなと言われても、やっぱりそむけたい。人間は残酷なんやな、と改めて実感する。


タイの幼児売買春も臓器売買も、聞いたことはあった。うーでもさ〜。。。「正義の味方登場!」みたいに話の展開で救われることがない分、余計にリアリティがあって吐きそう。


その土地にはその土地のルールがある。外国人は所詮は外国人で、その土地のことはその土地の人が解決するしかない。って、私もそうやと思ってた。だって、自分の身は自分で守らなければいけないもん。自分一人で暴力に勝てないなら暴力のありそうな場所に行ってはいけないし、自分が暴力反対と騒いだために何かが起こって、その自分を助けるために誰かが傷つくなんて私には我慢できない。


でも、永江さんの解説では違うと書いてた。なかったことにはならない、そりゃその通りやけどさ。思考停止になるな、ということやんね。死刑と同じように、簡単に答えが出る問題ではないんやろうな。